設計監理エスエーデザインオフィス一級建築士事務所様のI様邸では、屋根の垂木組を行いました。 今回の屋根仕上げは塩ビ製のシート防水になります。 勾配を取らなくてもよい工法ですが、I様邸では一か所に水を集めて排水するような計画です。
建物の中央部分に向かって、水が流れるように垂木組をしています。 谷部分には隅木を入れていて、中央に集まるような配置になっています。
跳ね出し部分の垂木は通常部分の2倍の太さの物を使用しています。 上をそろえる必要があるため、下のパッキン材で高さ調整しています。
隅木を中心に写真を撮ると、面白い写真になりました! 隅木は平面的に見て45度ではないため、間隔は455mmですが、直行方向の垂木とは不ぞろいになります。 その為、「葉脈」のような配列パターンになり、とても珍しい形状をしています。
垂木の上には、シート防水用の下地として、合板を2重張りにします。 緩い勾配なので、垂木組の時みたく、谷部分ははっきりとわからないように、なじませながら張っています。
外観も大分、完成形がわかるようになってきています。 南面は軒が出ていて立方体の二面が奥まったデザインが見えてきました!
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個別現場レポート→「南幌町I様邸」