南区S棟梁さま邸では土台敷きを行いました。 住宅で「土台」とは、基礎の上にのせる構造耐力上主要な部分です。 材料に求められる耐久性も必要となります。 松浦建設では、床下給気のパッシブ換気を採用しているので、土台には防腐剤を注入した物ではなく、木材そのものに防虫防腐効果のある「米ヒバ」を使用しています。
大工さんの最初の気密処理作業は、土台と基礎の隙間です。 外側はウレタンを吹付け、内側はコーキングを打ちます。
竣工時に行う気密測定で隙間が空きやすいのは、このヶ所です。 工事が進むと施工しにくいのですが、現状であれば施工は容易にできます。
続いて、「オートレベル」という機器で見ながら、土台・大引きの高さを調整します。 建築で凄いなと感じるのは、その精度にあります。 基礎天端を±1mm以内にするのは難しいのですが、その上に設置する木材を±1mmにする事は可能です。 しかし、基礎天端の精度が悪ければ、この土台の精度を上げる事は困難な作業となります。 工程毎に徐々に精度を上げていき、ついに±1mmまでになります。 「次工程はお客様」という言葉があり、お客様と接する時と同じように次の工程の作業者へ業務を引き継ぐ事が、改めて実感できました!
最初の木工事での構造体である床下地組が完了しました。 天候にも恵まれ、S棟梁邸は順調に進んでいます! この後は、床合板を張り、いよいよ柱を建てます。
個別現場レポート→「札幌市南区 S棟梁様邸」