北広島市S様邸では、ついに上棟しました! 「上棟(じょうとう)」とは何かというと、文字通り「棟木(むなき)」を上げる事です。 日本の住宅は昔から三角形の形状をしていて、山の頂点となる一番高い横架材(おうかざい)が棟木です。在来軸組工法では、斜めの形状の物を作るときは、まずは、横架材を段差を変えて作り、そこに斜材(しゃざい)を流して、勾配のついた屋根を作ります。 この斜材が、聞いたことがある方も多いと思いますが、ご存じの垂木(たるき)です。
文章が多くなってしまいましたが、実際に現場を見るとわかりやすいです。 小屋組みは家が完成すると見えなくなってしまいますので、この状態は今しか見ることが出来ません。 この状態だと神社みたいですね!
エコットハウス仕様の家では、屋根の垂木にはツーバイシックス材を使用しています。 間隔は45cmです。 整然と並べられ、屋根の形状がわかる状態となりました。
大工さんの腕の見せ所の、「谷」部分の隅木も納まりました! この材料の角度を出すのは職人技だと言えます!
飛散防止ネットを付けているため、外観はわかりにくいのですが、もうすでに家のボリュームも感じ取れるようになっています。 今回のレポートは、専門用語も多く出てきています。 お客様からすれば、「木」という一言かもしれませんが、建築分野では、木材のサイズと使用する場所で名称が違います! この難しさが建築の面白さなのかと実感しています(職人さんたちと話せるようになるのに私は5年程かかりました。 そして、いまだに聞いたことがない言葉は結構あり、毎日「建築学」を学び続けています。 新築の注文住宅を80棟近くを現場管理しましたが、それでも新しい発見は多いです。)
今年は、とにかく雪が多いですね。 屋根組にツーバイシックス材を使用しているエコットハウスは、とても頑丈です! 工事の方は、除雪・排雪を行いながら、安全第一で進めていきます。
個別現場レポート→「北広島市 S様邸」