Hさま邸について、今回は内部工事の進んでゆく様子について、レポートします。一般の方は目にしない、工事中の現場の様子が伝わればと思います。
ここには階段が付きます。梯子がかかっている側が上り始めで、写真左側に向かって上がっていくように、階段を作ります。
施主様のご希望で、1段目から6段目のリビング側は、手摺なしのひな段階段になりました。ひな段の「ひな」はひな飾りの「雛」です。歌舞伎の用語でも「雛段・雛壇」というものはあるのですが、建築で使うひな段とは、横に壁のない階段をいうので、ひな人形を飾る方をイメージしてもらえればと思います。
製作途中のひな段部分です。リビング側に壁も手摺もないので、開放的な空間になります。7段目より上は階段下のスペースを収納として有効に使うため、通常の箱型階段(両側が壁の階段)です。
図面で見ていたものが実寸で立体で出来ていくのは、とても興味深いですね。
個別現場レポート「札幌市 南区 Hさま邸」