北広島市S様邸では、いよいよ木工事を開始しました。 松浦建設の建物は、気密・断熱など難しい施工が多いため、施工できる大工さんは限られます。 多くの家を短期間に建てるのではなく、丁寧な仕事を心掛けています。
年末に基礎工事を完了し、その後、排雪を行ない、外部足場を組みました。 今年は雪が多く、木工事を開始するために時間がかかりそうだったので、二週間前からのこの日のために、準備していました!
場内の雪を撤去し、基礎天端に土台が乗るところに墨を出します。 続いて、最初の木材となる土台を敷きます。 エコットハウス仕様の家は、基礎断熱で床下も室内空間となるため、土台は防腐剤が注入されているものではなく、ヒノキを使用しています。 ヒノキは防虫効果があります。
今シーズンの降雪の状態は、油断が出来ず、土台敷きと並行して、土間排水配管を行なう事にしました。 これは、施工を同時に行う事で家の中に雪が入りやすい状況をなるべく少なくするためです。 ちなみに排水管を土間上に配管するメリットは、「更新可能」という事です。 エコットハウスの外壁・パッシブ換気はメンテナンスフリー、屋根は30年という長期の品質保証されている材料なので、長持ちする家に給排水設備も対応させる必要があります。
続いて、大引きという床の下地材を組み上げ、すぐに床の構造用合板を敷き込み、その後、速やかに養生シートを張りました。 作戦通り、雪は床下に入ることもなく、無事、一階の床下地組を完了しています。
次週は、いよいよ「建て方(たてかた)」の工程になります。 木造住宅では重機と呼ばれる大きな機械はあまり登場しませんが、建て方時は、ラフタークレーンが登場します!
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