今週はいろいろな業者さんが工事に入りました。家の細かい部分が見られると思います!
では紹介していきます。
木工事
G1ボードを貼り付ける作業に入りました!G1ボードというのは高性能の断熱材です。外側にはアルミ箔の面材が貼ってあり、内側には高性能硬質ウレタンが入っています。
アルミの遮熱剤が加わることによってさらに断熱の性能が上がります。窓とボードの間に発泡ウレタンという緑のものを吹き付けています。これはボードと窓の間の断熱欠損がないようにしています。
G1ボードの厚さは50mmです。
次はタイベックという防水シートを貼りました。タイベックは水に強いのはもちろんですが、軽く、強度があり、通気するという特性があります。
次に窓が取り付けられました。一般的には窓と呼んでいいのですが建築になると「サッシ」という呼び方をします。僕はこれを最初に聞いたときは雑誌の類か何かだと思っていました。
防水シートの貼り方なのですが水は上から下に落ちるため、先に上の方から防水シートを貼り付けてしまうと水が容易に入ってしまうため必ず下から貼り付けて90mm重ねていくようにします。
他ではやらないようなところまで「エコットハウス・松浦建設」では徹底しています。防水シートをを貼り終わったらテープでしっかり留めます。サッシ(窓)の部分にもしっかりとテープが留められているので水が入ってしまう心配はありません。ここまでテープで留めて細部まで慎重に行い、防水性能を向上させているのは「エコットハウス・松浦建設」ならではだと思います。
土台水切りの下地が完成しました。下の基礎よりはみ出すことで直接水を地面に落とすことができます。この後に板金(ガルバリウム鋼板)厚さ=0.35mmを貼ります。
次にグラスウール(赤色)という断熱材を外側の柱と柱の間に入れます。グラスウールは綿みたいで触り心地はいいのですが、肌に触れると、かゆみが出たり痛かったりしてお風呂に入らないと解決しません。(体験済み)
実はグラスウールの中には、きめ細かいガラスが入っていて延焼を防ぐ役割をします。なのでかゆみが出るのはそのガラスが毛穴に入ってしまうからです。みなさんも、もし触れる機会があれば気を付けてください。
写真は1階と2階の間の部分です。「エコットハウス・松浦建設」では見えづらい部分にもきちんと隙間なく断熱材を入れて断熱効果を最大限発揮させ、職人さんと協力しあって断熱を徹底しています。ここが「エコットハウス・松浦建設」の暖かい家づくりのポイントの1つでもあります。
次に外壁の下地を組みました。外壁下地は外壁を貼るために組むもので外壁を留めるときはこの下地に留めます。
ここで「エコット豆知識」。なぜ外壁の下地を組まないといけないのか?
実は下地を付けずそのまま外壁を貼り付けてしまうと防水シートと外壁の間に湿気が出てきたときに湿気の逃げる場所がなくなってしまうのです。それが原因で木材を腐らせてしまうことがあります。
実は外壁の下地には所々に隙間があるように作られています。下地に使う木材も凹凸のある木材を使っています。空気は上に登っていくのでその木材の凹凸から湿気が上に逃げていくように作られています。細かいところですが工夫されているのがわかりますね!
換気工事
設備屋さんが入りました。左の大きい排気口はキッチンから出るようになっており右の排気口はエアコンとなっています。
場所や使うところによって筒の直径や長さが変わります。また、排気口を付けたとき周りにウレタンを吹き付けて隙間を無くしています。もしここに隙間が空いてしまっていたら外気の風が入って寒くなってしまうからです。
電気工事
電気の配線が入りました。これから工事が進むにつれ各箇所に配置していきます。
次にコンセントの写真なのですがここである工夫がされています。それはコンセントの部分にプラスチックみたいので(気密BOX)覆っているのですが、これをすることでグラスウールも入れやすく、さらにポリフィルムシートを貼るときは気密BOXの大きさに穴をあけてそこに留めれば楽に効率的に作業が進められます。
構造検査
構造検査が入りましたが何事もなく無事に終えました。構造検査では、第3者の視点で金物の位置や種類、耐力壁の位置などが図面通り適切かどうかを確認します。
たまに天気が荒れることもありますがだんだんと暖かくなってきましたね。久しぶりに乾いたアスファルトが見たくなりました。工事のほうも順調に進んでいます!では、来週のブログもお楽しみに!
個別現場レポート→「札幌市南区A様邸」