今週は「枠バラシ・配管工事・埋め戻し」をしました。家の土台となる部分が終盤に差し掛かっている中、今週もたくさんのことを学ばせてもらいました!
枠バラシ
先週にコンクリートを入れたのですがしっかり固まってくれていました!そしてレベラー(コンクリートの表面を水平にするもの)を入れた後のコンクリートの表面を見ましたが綺麗に水平になっていました。
コンクリートの型ができたので先週まで付いていた木の板を取り外しました。この工程を枠バラシといいます。
ベースコンの時もそうなのですが枠板が外れたコンクリートを見るとなぜかスッキリした気分になれます(笑)
配管工事
それぞれの部屋の配水管が設置されました。洗濯やトイレなどの排水をする管になります。
写真を見てみると一つだけ色と形が違うものがあります。これは給水管です。
給水管は水を供給するためのものです。必要とされる箇所に必要な水質で供給するため、きちんとした設計(図面を引く)・施工(作る)・完了確認(検査)が大切です。
ここで「エコット豆知識」。排水の文明は紀元前からありました。インダス文明は高度な下水道と排水システムを持っていたので、主要都市のすべての家は水と排水施設を利用することができました。ちなみに日本で最初に鋼製排水管が作られたのは1905年(明治38年)でした。
埋め戻し
次に行う作業は埋め戻しという作業です。まずみなさんはどこを埋め戻すと思いますか?セルボード(白い板)の内側全部を埋め戻します。
使うのは火山灰質土という土で、実際に触ってみると軽くてさらさらしていました。
北海道において火山灰質土は凍りづらいことで多くの建設工事の埋め戻しで使用されています。
火山灰質土を決まった高さまで入れると次は砕石を入れていきます。
文字のとおり、砕石は砕いた石です。それを火山灰質土の上に被せるとプレート(写真・左側の機械)とランマー(写真・右側の機械)と呼ばれる機械で地面を叩いて固めていきます。
これらの道具は道路工事にもよく使われているので、もしかするとみなさんも見たことがあるかもしれません。
砕石はピンポン玉ぐらいの大きさの石がたくさんあるので足で踏むだけではなかなか平らに固まってくれません。なのでプレートとランマーを使います。
職人さんも寒い中でもコツコツと工事を進めてくれていてありがたいです。
みなさん写真を見てください。土を固め終わると職人さんがビニールシートみたいなものを敷いているのが見えます。これを全面に敷いていきます。
僕はこのシートについて調べてみました。名前はポリフィルムシートまたは、ポリフィルムといいます。
これを敷く理由は、湿気を抑えるためです。地中は地上よりも湿度が高いのでたくさんの湿気が地上に出てきます。もし湿気が家の中に入ってきたら木材が傷んでしまったり、なにより住みにくい家になってしまいます。
ちなみにこのシートを敷いた瞬間に地上に出てきた湿気が水滴になりシートについていました。
本格的な冬がきて路面が凍ってきたので、みなさん気を付けてください。また来週紹介する土間コン打設という工事をすると家の土台となる部分は終了となります。そして次にいよいよ木工事が始まりますのでお楽しみに!
個別現場レポート→「札幌市南区A様邸」