山之内建築研究所様の設計・監理の江別市Y様では、先週、臥梁(がりょう)のコンクリートを打設し、今週は養生中です。梁下の型枠は、設計強度が出るまで、このままの状態となります。
今週は、北海学園大学の建築学科の学生の皆様が見学に来られました。
実際の工事現場を見るのは初めてという学生の方もいらっしゃいました。山之内建築研究所様によるY様邸の説明を熱心に聞いています。
使用している構造体のブロックの説明の状況です。ブロックは、構造材、仕上げ材、さらに蓄熱の性質をもった素材です。過去には良く使われていた材料で、そのすばらしさと可能性の話はとても印象に残りました。 また、この近隣にはブロック住宅が多く、北海道でブロック住宅が普及したお話なども聞けました。
日の入り方など、プランの解説をきき、改めて、このY様邸の事がわかってきました。設計者がどのような事を考えて家を設計するかというのはとても興味があり、学生の皆様もとても良い経験ができたことと思います。
その後、Y様邸の床に使うフローリングを取り扱う「ウッドいのうえ」様で、ディスカッションを行いました。
「ウッドいのうえ」様の店は、小物なども置いていて、とても素敵な店です。ここで、学生の皆様と、今注目していることなどをお話しできて、とても有意義な時間が過ごせました。
ディスカッション後、中庭へ行き、学生の皆様が何かに注目していました。味のある外壁羽目板の前で、若い未来の建築家たちが集まって話し合っている姿に思わず、写真を撮ってしまいました。
来週は、臥梁の型枠の一部を解体し、いよいよ木工事へと移行します。建築資材がそのまま仕上げ材となる部分も多いので細心の注意を払い工事を進めていきます。
設計・監理→「山之内建築研究所」様のHP
個別現場レポート→「江別市Y様邸」