豊平区月寒S様邸では、外壁周りにOSB（オーエスビー）合板を張り、さらに付加断熱として、フェノバボードの取付を行いました。
地震や風の力に耐える建物にするために、壁を補強します。松浦建設では、OSB合板を使用しています。この時、釘の種類・釘の間隔をチェックしています。釘は緑色のCN50、間隔は150ｍｍ。きちんと施工されているのを確認して、次の工程に移ります。
壁に貼られているのが、付加断熱材です。エコットハウス仕様では、厚さ50ｍｍの「フェノバボード」と呼ばれる高性能フェノールフォームを使用しています。この断熱材は、断熱性能が非常に高く、熱の伝わりやすさを表す数値の熱伝導率が0.019です。小さければ断熱性能が高いという評価になります。一般的な高性能グラスウール16Kが0.038なので、この断熱材は、グラスウールの2倍断熱性能があります。
壁全体の熱貫流率（ねつかんりゅうりつ）は、0.191W/ｍ2Kです。厚さ50ｍｍのこの断熱材で外壁レンガの試験を行っています。外壁レンガの重さなどを考慮し、エコットハウスでは、この断熱バランスを選んでいます。
→もっと詳しくは「1メートル断熱トリプル」
フェノバボードを張り終えて、防風透湿シートをはります。ここが外壁の防水層となります。耐震性、断熱性、防水性など、建物は様々な点に気を付けながら設計・施工しています。
雪が降り、足元も悪くなってきました。さらに年末の「建設工事追い込み時期」となりますので、安全第一で作業の方も進めていきます。