札幌市西区の自邸では、外装下地工事を行いました。
下屋の板金工事では、壁際にアスファルトルーフィングと屋根板金材を立ち上げたので、今回はその上に防風透湿シートを上から被せて、外壁材の下地の為に、木材を1尺5寸(455mm)間隔で配置しています。 自邸の外壁は2種類あり、塗り壁と板張りで、板材のジョイントの都合、4尺5寸(1365mm)間隔で、貫を入れています。
その後は、軒の造作を行っています。 自邸の外観では、「水平の強調」に重点を置いたデザインなので、軒を水平に張る事により、今まで計画してきたイメージに近づいてきました。
最初は、設計事務所様のように、軒とサッシ上端をビシっと揃えようと思いましたが、施工管理者としては、逃げが利くような施工性も重要なポイントだったので、ここはあえて高さを揃えない事にしました。
水平連続窓の間に板材を張りました。 素材はグレーですが、仕上げはサッシと同色になり、窓回りがつながっている見た目になります。
今まで、現場管理を100棟弱行ってきましたが、このような施工は初めての経験です。 最近は設計事務所様物件の対応も多くなり、とても参考になる納まりも多かったので、自邸では思い切って計画してみました。 なかなかわかりにくいかと思いますが、サッシにメインとなる外壁材被せる納まりで、サッシ同士は引っ込んで見えます。 そのため、サッシ間の外壁材も引っ込めていて、上端で段差ができるため、通気確保と小口隠しのためにイーブスベンツを入れる納まりとしました。
現場レポートで最初にご紹介した自邸のパースと見比べても、少しずつ、完成に近づいてきている事が実感できました! 来週から、いよいよ最後の外装工事となる塗り壁工事と板張り工事を開始します。 今回のレポートの内容が写真で確認できるようになると思いますので、お楽しみに!
個別現場レポート→「札幌市西区現場監督の自邸」