山之内建築研究所様の設計・監理の札幌市厚別区I様邸では、臥梁上の木造の屋根工事を開始しました。
木造住宅の施工がメインである松浦建設では、本来は、非木造の建築物の施工は、施工管理体制上、不慣れです。 しかし、施工管理担当である私は、以前にゼネコン(ゼネラル・コントラクターの略:大規模建築物であるコンクリート造の施工なども行う建設業者)の施工管理も経験していて、さらに山之内建築研究所様物件の補強ブロック造の物件を2棟、行っています。 さらに現場に入っている大工さんも、木造以外も経験豊富な方なので、非常にスムーズに木工事を開始できました。
構造体である臥梁上には、木造建築の小屋組みを行います。 構造上基本となるのは、木造建築部と同様に、土台を敷き込み、その上にい小屋束を建てて、屋根垂木を配置します。 自社物件では、絶対ない施工方法で、この屋根垂木は、屋根断熱層の為の下地です。 その後は屋根の為に通気垂木施工を行うので、この段階では軒先を伸ばさないようにします。
I様邸の屋根は、高さが二段階になります。 低い方の屋根は頂点である妻形状が成形されました。
続いて、リビング上の少し高くなった屋根部分の小屋組みを行っています。
ハイサイドライトが入る小屋組みなので、複雑な構造になっています。
足場上から写真をとると、近すぎて、あまり良く住宅の形状がわかりませんが、ツーバイ材を重ね合わせた部分が胸となるため、「上棟」といってよい工程です。
ブログで説明も難しいくらい難易度の高いI様邸ですが、実際、現場に行くと、施工状況がとても綺麗に見える個所が多いです。 上記写真を施工管理者である私から、状況説明すると、「ハイサイドライトの為の断熱用屋根垂木を跳ね出し、現時点で整然と配置されている木材が、とても建築的であるのる事が、とても上手く撮れました!」という事ですが、正直「何言ってるかわからないよ」というのが、ご覧になられている皆様の気持ちですよね・・・(汗)。
しかし、自分としては、「はね出し材がどのようなるのか? というドキドキ感がたまらない」ワクワク感のある写真が撮れました!
設計・監理→「山之内建築研究所」様のHP
個別現場レポート→「札幌市厚別区I様邸」