恵庭T様邸は先週無事に上棟し、今週は屋根の木下地を行っています。建物は工事期間が長いので、まず、屋根を作って雨を防ぎ、次に壁を作って風を防ぎ、そのあと内部の細かい所を作っていきます。
工事中でしかみられない小屋裏の状況です。三角屋根の家はこのような空間ができます。斜めの木材は「垂木」(たるき)といい、松浦建設ではツーバイ材(ツーバイシックス厚み38mmx巾140mm)を455mm間隔で設置します。
垂木の上には野地板をはります。T様邸は太陽光パネルを取り付けるので、片方だけ厚さ12mmの合板を張っています。この合板を使用することで、太陽光パネルの設置場所を垂木位置に関係なく取り付けることができます。
この野地板の上に、アスファルトルーフィングという防水シートをはります。屋根の防水はこのシートで一次防水、次の板金材で二次防水となります。松浦建設では、より防水性能を高めるため標準でゴムアスファルト系のアスファルトルーフィングを使用しています。
ここで大切なのは、屋根の流れる水がアスファルトルーフィングの重なりに差し込まないように、水下(みずしも)側からはっているかを確認し、さらに重ね巾がきちんと10cm以上取れているかを確認します。
下屋(げや)部分も同様にアスファルトルーフィングをはりました。壁際はしっかりと25cm以上立ち上げます。
木工事・屋根工事と並行して、防腐工事も行いました。地面から1mまでの外周部に散布します。
この後は、屋根板金工事、外壁下地工事へと移行します。