札幌市 豊平区 K様邸【設計監理:エスエーデザインオフィス様】竣工しました!

札幌市豊平区K様邸(設計監理エスエーデザインオフィス一級建築士事務所様)では、ついに工事が完了しました。

4月から工事を行い、5か月間の工事となりました。 やっと住宅の周りの片付けも終了し、きちんと写真が撮れました。

K様邸は、外部4面はカラマツ板張りの外壁ですが、中庭には屋根がなく、たくさん光りが降り注ぐようになっています。

大きなリビングサッシの間の壁には、以前にご紹介した通りのフレキシブルボードを大工さんが細かく切り、よろい張りの外壁としています。 とても良く仕上がりました。

美装完了後の内観です。 ナラフローリングに、壁・天井は塗り壁です。 中庭を見ることができる大きなサッシに、木質の柱が見えます。

リビングのテレビ廻りはニッチとなっていて、テレビがスッキリと納まるようにしています。 テレビ台は家具業者による造作で、間接照明も計画されています。

キッチン背面の収納は、間接照明で光をデザインしています。

キッチンとキッチン収納は、グラフテクトというメーカーの物です。 床もタイル張りなので、素材感が良く出ている空間となりました。

洗面脱衣室は、家具業者による造作です。 木目の通った引き出しが魅力的で、三面鏡の周りには、モザイクタイルを張っていて、壁出しの水栓金具がとてもすっきりと納まっています。

リビングには、薪ストーブを設置しています。 その背面の壁は札幌軟石を使用しています。 以前ご紹介した施工図を書き、割付をミリ単位で計画した施工管理者としては、とても上手くいった部分です。 (もちろん床タイルの目地も計画し、薪ストーブと壁軟石と床タイルの目地を全てそろえています!)

和室には吊押し入れ収納があり、その隣には床の間があります。 背面の壁仕上げは、ジョリパッドというコテ模様がきれいな仕上げです。

寝室は、斜めの勾配天井で床面積以上に広く感じる空間です。 施工者としては、このクローゼット折戸の納まりをビシっとすることに力を入れました。 間接照明の壁の上部と、折れ戸の上部をそろえ、さらに、壁と折れ戸の出入りをそろえて納めました。(上手く納まると、それぞれの線が通って見えます。)

K様邸にはロフトがあります。 床と壁の納まりや、造作引き戸、そして木質の柱があり、勾配天井にはトップライトがあります。 もはやロフトというより部屋のように見えますが、引き戸の高さは、90cm程度で、スイッチとコンセントの大きさから、ミニマムな空間であることがわかります。

4月から毎週木曜日にご紹介していたK様邸新築工事も今回で終了となります。 とても綺麗に仕上がり、施工管理者として誇らしく感じています。 施工に携わった皆さまの丁寧な施工に感謝申し上げます。

※玄関廻りの材料の割付が、個人的に上手くいったと思っています。 玄関ドアに合わせた軒天の高さや、タイル・平板の目地をそろえ、当然、外壁の板張りの割付も調整し、郵便受けとインターフォン・表札などもビシっとそろえることができました!

ところで、既存住宅の解体から開始したK様邸ですが、解体から竣工までの工事写真の枚数は・・・1,172枚でした!

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個別現場レポート→「札幌市豊平区K様邸