札幌市西区の自邸では、久しぶりの工事のご紹介です。 最近忙しく、なかなか更新できませんでした。。。 お付き合いのある設計事務所様から工事が進んでいるのかを心配されたので、そろそろ更新しないとなっと思いました。
外装工事からのご紹介です。 自邸では外壁材は、大きく分けて2種類あり、今回は、板張り工事のご紹介です。 使用したのは、道南杉です。 製品は、株式会社ハルキ様の物です。 松浦建設の「北のブランド」モデルハウスでも使用した材料で、木目が好きだったので、自邸で使用しました。
サッシ(窓)が外壁材より引っ込んでいる事に気が付いた方は鋭いですね。 自邸では、ここが納まりのこだわりポイントです。 窓を外壁面より下げる「抱き」納まりにする事で、とても豊かな壁の表情になります。 しかし、納まりがとても複雑になる為、自社物件ではあまり行いませんが、私はとても好きな納まりです。
続いて、コーナー窓のご紹介です。 水平を強調するためにサッシと同色に出隅の材料を塗装しています。 本来、この仕上げは、板金仕上げにしたかったのですが、ここはコストダウンをはかり、在庫品の材料を塗装しました。
コーナーの角部材の納まりは、もっと窓がつながっているように細くする事も出来るのですが、私は施工管理者です。 施工者がなるべく簡易的にできて、かつ、見た目が「ちょっと良いかも」というのが、私にとっては「とても良い」という感じです。
一階のリビングの窓も同様にコーナー窓にしています。 ここは小窓を上下3段にして、デザインしています。 窓間の部材を太くしているのは、デザインであり、かつ、規格サイズのサッシに合わせて、バランスをとった結果です。 なかなか縦横の柱と梁(横架材)のバランスを決めるのが難しかったのですが、仕上がってみると、気に入っています。
自邸のため、内部では展開図も書きました。 設計事務所様物件では、当たり前に展開図がありますが、自社物件では、必要があればそのヶ所のみ作成していました。 自分で作図すると、少しでも施工する人に情報を伝えたく、細かくなってしまいました。
キッチン前の壁には、Rのニッチがあります。 自分で作図した通りに物ができると嬉しいですね。
まだ、施工していませんが、階段の展開図も作成しました。 最初の数段は鉄骨階段で、残りは木製の製作階段にしています。 自由自在にデザインする事ができる一生に一度の機会だったので、妻と何度も協議し、形状を決めました。 細かい説明は、実際に施工した後にしたいと思いますが、鉄骨ササラを中央寄せにしたいという希望を、踏板両側を片側は天井吊の手摺ともう片側は壁に持たせで実現させた、お互いの得意分野でイメージに近づけるように設計してみました!
個別現場レポート→「札幌市西区現場監督の自邸」