札幌市厚別区 I様邸【設計監理:山之内建築研究所様】二階腰壁と鉄骨階段の取り付け

山之内建築研究所様の設計・監理の札幌市厚別区I様邸では、2階の腰壁の設置を行いました。

補強ブロック造であるI様邸の二階の腰壁は、やはりブロックです。 施工管理者の私は、ブロックで腰壁を作るのは初めての経験でした。 しかし施工手順と要領は、主要構造体である壁ブロックの施工と同じなので、施工段取り自体は問題なく進められました。

ブロックの割付けは、一階部分から通るように目地をそろえ、最上部(笠木)は半分の巾のブロックを使用し、デザインしています。

ハイサイドライトからの太陽の光は、壁には自然による陰影の模様が見えます。

続いて、鉄骨階段の取り付けを行いました。 階段は直階段で、上がり切りには、四分の一円のコンクリート製のスラブ床を構造体施工時に製作しています。 以前の工事レポートでは伏せていたのは、この部分の形です!

階段の見え方は、構造体(ブロック積みと臥梁)の施工時から緻密に計画・調整されていて、その集大成が今回施工の階段です。 ブロックは縦横に目地が入り、定規のような役割をするため、取り合い部分の納まりが非常にシビアです。

私が学生時代に、「階段を制する者は、建築を制す」と教えてくれた建築家の先生がいました。 堅固な構造体が仕上げであるのに対して、「線状」の鉄骨階段がとても美しいです。 施工が完了した時、学生時代の記憶がよみがえる瞬間となりました!

設計・監理→「山之内建築研究所」様のHP

個別現場レポート→「札幌市厚別区I様邸