札幌市西区 現場監督の自邸 増築部分の基礎工事とパッシブ換気のアースチューブ配管(自分で。。。)

札幌市西区の自邸の方では、久々の現場レポートとなります。 みなさまから心配の声があがりはじめましたので、更新します(笑) 工事は、ゆっくりと進んでいたのですが、ついつい自邸のため、ブログ更新が後回しになってしまいました・・・。

前回の現場レポートで、外部足場を解体した状況をご紹介しました。 それは、増築部分の工事と正面道路側の外部配管工事を行うためでした。 基礎工事作業用の重機の導線も考慮し、東西南北4面中、3面の足場を解体する必要があるため、安全面への考慮で、全て一度、足場を撤去しました。

さて、増築部分の基礎工事の開始です。 まずは、不要な既存スラブコンクリートの取り壊しです。 ちょうど増築部分と干渉しているため、最初に撤去しました。

わずか畳6畳(3坪)の増築のため、始めると一気に工事が進みます。 「根掘り→鉄筋組→ベースコンクリート打設→型枠組」をわずか数日で行いました。

自邸のコンクリート打設は、一度くらい立ち会いたいと思っていました。 ベースCON打設時には、その願いはかないませんでしたが、立ち上がりCON(+土間CONも)の工程で、何とか実現しました。 詳しい方がこの写真を見るとわかりますが、どちらかというと、土間CON打設で、工程省略の為に吊枠による「立ち上がりCON打設」といった感じです。 既存住宅のポーチを改造したので、斫り(はつり)と新規基礎とのコラボレーションです。

私自身、新築工事がメインで施工管理していたので、新しく作る部分は得意ですが、それとは逆に既存部分は「設計通りにコンクリートを解体する」という感じでしたので、上手くいくかドキドキでした・・・。 結果は、「まあまあ」という感じです。

自邸の基礎のメーター数は、わずか10mでした。 今まで、私は100棟程度の新築木造住宅の施工管理をしてきたので、この10mに自分の技術力のすべてを注ぎ込みました!・・・と、言いたい所ですが、現実は、そんな熱い感じではなく、普段通りに淡々・粛々・「あっ」という間に終わりました・・・。

基礎工事と並行して、パッシブ換気の給気となる「アースチューブ」の施工を行いました、、、自分で。。。 いつも見ているので、一度くらい、やってみたかったのです。 私が今まで施工管理したパッシブ換気物件を数えてみました。 そしたら、合計47棟でした。 これって、現役の現場監督では、日本一かもしれないと思い、アースチューブは、自分でやってみました。

パッシブシステム換気は、平成12年に実用新案登録をしています。 当時、実用新案取得のために熱心に行った2人の連名で登録しています。 パッシブシステム研究会ではメジャーな方々ですね。 その両者と当時の大工棟梁と、平成18年から私は携わっていたので、パッシブ換気に関して現役プレイヤーとしては、最長であり、かつ、最多数かもしれませんね。 残念ながらご縁がなく、「パッシブシステム研究会」にまったく貢献できず、申し訳ないと思います・・・。(自社のモデルハウスは、私がパッシブ換気のガラリなどのデザインや施工管理、妻がインテリア関係のコーディネートをしたので、少しくらいはお役に立ててたら幸いです。)

個別現場レポート→「札幌市西区現場監督の自邸