南幌町I様邸(設計監理:エスエーデザインオフィス一級建築士事務所様)では、外壁工事を開始しました。
外壁板金は、サッシ色に近い若干金色の入った色で、立平葺きです。
立平葺きの場合、割付けが非常に大切で、事前に設計監理者と何度か打ち合わせをし、決定しました。
換気口などの貫通部は、立平葺きのハゼに当たらないように、十分な計画が必要です。 特に、暖房ボイラーは、設置場所の都合、配管ヶ所が決まってしまう場合が多いので、今回は、この部分を基本とし、その他、出隅や窓開口部などで、きれいに納まるかを検討しました。
窓回りの板金納め方は、それぞれの設計者によって異なります。 エスエーデザイン様は、窓回りには役物などは使わず、非常にすっきりとした納まりにしています。
裏面の遊歩道側の外壁は特徴的で、水平連続窓を、下がりふかし壁と外壁板張りで挟むようなデザインです。 足場を解体するのが楽しみなヶ所です。
もう一つの外壁材は、道産材のカラマツの板張りです。 塗装は木目を生かした経年変化を楽しめる塗料です。 こちらは、巾15cmなので立平葺きよりも時間がかかりますが、一つずつ丁寧に張った板の仕上がりは、とてもきれいに納まっています。
設計・監理→「㈱エスエーデザインオフィス一級建築士事務所」様のHP
個別現場レポート→「南幌町I様邸」