南幌町I様邸(設計監理:エスエーデザインオフィス一級建築士事務所様)では、大工さんによる内部造作工事を開始しました。
雨風が家の中に入らないようになると、内部造作工事を開始できいます。 何から始めるかはそれぞれの現場で異なりますが、I様邸では、最初に行う工事は天井の断熱工事となります。 使用したのは高性能グラスウールです。
引き続き、壁の断熱工事を行いました。 使用したのは同じく高性能グラスウールです。 仕様的には、これで天井・壁・基礎の全ての断熱工事を終了しました。
続いては、天井の気密工事へと移行しています。 ここからの施工管理がなかなかタイムリーで施工業者の数も増えます。 どこに配線・配管するのかというのは、設計図ではなかなか読み取れにくいので、施工者側にも経験が求められます。
私の場合は、①勾配天井の下に若干ではありますが配線スペースがある事。 ②気密性能を高める事 ③工程的に木工事・設備工事の取り合いがスムーズである事 の三点から、このタイミングで一気に、電気配線と壁貫通部の配管施工を段取りしています。
壁貫通部での注意点は多く、やはりメインとなるのは、外壁材の割付です。 外壁施工業者と設備配管工事業者は異なるため、「どこから配管を出せばよいのか?」という事を取りまとめる事が非常に大切です。 そして、もう一つ。 どうやって施工するかを把握する事です。 「外壁の割付」というと、当然外部作業になりますが、設備配管は内部作業なので、それぞれにわかるように段取りをします。
前回取り付けた外部建具(サッシ)のガラス入れも行いました。 大開口のトリプルガラスを取り付けるためには、四人で作業しました。 大きい材料であり、かつ、デリケートであるガラスのため、細心の注意を払って、作業しました!(現場が一気に暖かくなりました!)
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個別現場レポート→「南幌町I様邸」