山之内建築研究所様の設計・監理の札幌市厚別区I様邸では、基礎工事の最後のコンクリートとなる土間コンクリートの打設をしました。
「土間コンクリート」と総称して言いましたが、正確には「防湿コンクリート」です。 何が違うのかというと、求められる構造的な性能です。 今回の施工ヶ所は、床面の地面からの湿気を押さえるためのコンクリートであるため、「防湿コンクリート」なります。 ただ、構造体である床を受けるため、コンクリートの厚みは10cmで、ワイヤーメッシュを敷き込み強度を上げています。
ベースコンクリート・立ち上がりコンクリートと同じく、働く車は、「ミキサー車」と「ポンプ車」になります。
コンクリートを流し込みやすい防湿コンクリートは、とても早く作業が進みます。 (ホースの先持ちは、コンクリートが重いので、とても力の必要な作業です。。。お疲れさまでした!)
流し込まれたコンクリートは、トンボで均します。 今日は、私も手伝いましたが、施工のポイントは、コンクリートの主要材料である「粗骨材」をトンボで細かく振動させて埋める事です。
トンボで丁寧にコンクリート表面をしたら、その時点で、整然とした床面になります。 しかし、基礎断熱工法の家では、この床下の床面は、室内となるため、さらに平らに仕上げていきます。
コテを使い、手作業でさらに平滑に均します。 ちなみに、このコンクリート表面も求められる仕上がりによって、加える手間が変わります。 今回、打設した防湿コンクリートの目的は、「地面からの防湿」と「床構造の支持」であり、床としての仕上げではないため、一度コテで均して、施工を完了しました!
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