山之内建築研究所様の設計・監理の札幌市厚別区I様邸では、型枠組を行いました。
両面断熱材で挟まれた基礎断熱の型枠です。 外周部は厚みが10cmあるので、そのまま型枠として使用し、内側の5cmの厚みの断熱材の方は、さらにコンパネで型枠を組みます。
I様邸は北海道で開発された技術である「スカート断熱工法」です。 冬に地面が上から凍る高さを地域ごとに定めて(凍結深度といいます)、札幌であれば60cmになり、それよりも基礎を深く掘る必要がありますが、このスカート断熱は、土の中に断熱材を入れることによって、その深さを40cmに低減できるという技術です。 埋め戻し時には、なぜ、「スカート」なのかをご紹介します。
型枠を組みながら、ブロック用の鉄筋の配置していきます。 型枠に墨出しできるので、鉄筋を精度よく施工することができるため、並行して行いました。
すでに木造住宅と異なり、家の高さが感じられるようになってきています。 最終的にはブロックの上にコンクリートの梁となる「臥梁(がりょう)」を施工し、その上に木造の小屋組みを行うので、もっと高い建物になります。
設計監理者である山之内建築研究所様も現地に来て、重要工程であるブロック用縦鉄筋の状況と基礎断熱の状況を確認されました。
季節は10月中旬へとなってきて、日も落ちるのが早くなってきました。 作業は手元足元注意で、早めの照明点灯など慎重に進めていきます!
設計・監理→「山之内建築研究所」様のHP
個別現場レポート→「札幌市厚別区I様邸」