南幌町 I様邸【設計監理:エスエーデザインオフィス様】配筋検査とベースコンクリート打設

南幌町I様邸(設計監理:エスエーデザインオフィス一級建築士事務所様)では、最初のコンクリートであるベースコンクリート打設前の最終確認を行いました。

前回ご紹介した鉄筋組ですが、広範囲で細かい所までの確認が必要な工程です。 そのため、施工管理者確認のほか、第三者機関でも配筋状況の確認をします。

この第三者機関の検査は、「住宅瑕疵担保責任保険」の検査です。 住宅の施工会社は、その瑕疵(かし:不具合や欠陥)に対して、構造体や防水に関して10年間保証することが義務付けられています。 建設業者は、その補修のための保険として、「住宅瑕疵担保責任保険」に加入し、万が一の事態に備えています。

配筋検査も適合となり、いよいよ最初のコンクリート打設となるベースコンクリートを打設します。 コンクリートは生コンプラントで配合・生産され、その材料をミキサー車(写真右の工事車両)で運搬します。 そして、打設ヶ所までは、ポンプ車で圧送して打ち込みます。

ポンプ車は遠くまで生コンクリートを流し込めるように、ブームが長く、さらに先端にホースがついています。

流し込んだコンクリートは、バイブレーターで振動させながら、目的の高さになるように流し込みます。 この作業は、打設時に入り込んだ空気を抜くという役割もしています。

その後、トンボで表面を平らにします。 この作業も上下にトンボを押し付けながら、コンクリートが平らになるように丁寧に打ち付けます。

ベースコンクリートの打設が終了しました。 打ち終わったコンクリートは、建築物らしく、ビシっと平らに仕上がっています。

品質第一という施工を最後まで慎重に、丁寧に行いました。 この後は、初期強度5N/mm2を確認した後、ベース枠を解体し、次工程は、型枠組となります。

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