札幌市清田区I様邸では、木工事が完了しました。 木工事というのは、住宅つくりの主役と言える大工さんによる工事のことをいいます。 土台敷きから始まり、建て方・小屋組・屋根下地・外壁下地と続き、内部造作を行ってきました。
木工事完了時は、一度、きれいに現場を片付けます。 この状態にする事で、光の入り方や空間の広さなどの室内のイメージが良くわかります。 I様邸のリビングから南側を見ると、小上がりのある畳スペースから明るい光が差し込みます。
リビングから北面をみると、家具職人が作ったキッチン前収納引き戸が見えます。 ナラ材を使用した縦桟のデザインの物です。 この方向からは、二階に上がるための鉄骨階段(稲妻ササラのデザイン)が見えます。
階段の途中には、大きな廻り部分があります。 この「住まい手の導線が変わる」ポイントに光を注ぐ設計をしています。
この光を取り込む窓の見せ方が、設計ポイントです。 高性能の樹脂サッシ(トリプルガラス仕様)の白い樹脂枠部分をほぼ見えなく、ガラスだけ見た目にして、まるで外へつながっているような空間にしています!
最後は、大工さんにより造作した書斎です。 自宅でお仕事をされる方も多くなりました。 この部屋は、ご主人の仕事部屋です。 書物に囲まれた部屋にするために造作した本棚は、大工さんによる会心の出来となりました!
個別現場レポート→「札幌市清田区I様邸」