設計監理エスエーデザインオフィス一級建築士事務所様のI様邸では、外壁の板材取付を行いました。
色の暗い外壁板金材と、木材のバランスが見えるようになりました。 板の張り方向は、金属の立平葺きと同様の縦張りです。
外壁材の張り分けは、道路面が金属で、敷地側が板張りです。 敷地内から見ると、木に囲まれた落ち着きのある空間になっています。
板材は木目を生かした素材を塗り込んでいるため、質感が良く出ています。 この自然の色調にあるようにサッシの色も選定されています。
内部の方は、柱間に繊維状の高性能グラスウールを充填し、壁の断熱工事は完了となります。 以前にご紹介した外壁付加断熱が、発砲系の素材で厚み10cmで、このグラスウールも約10cmあります。 合計20cmの高断熱の仕様です。
断熱とセットで行うのが気密工事です。 気密をとるために、厚手のポリフィルムを使用し、なるべく切れ目なく施工しています。 天井のポリフィルムと壁のポリフィルムをきちんと兼ねえることが気密施工のポイントです。
気密施工後、工事の方は、フローリング張りを行いました。 材料はナラ材です。 こちらも木目のきれいな材料です。 フローリングの継ぎ目を目立たせないように、なるべく次位置をずらして施工しています。
季節も冬になりました。 雪が降り、そして日も短くなってきています。 外部工事を速やかに進めることができたので、この後は内部造作を集中的に行う工程になっています。 竣工まで、残り1か月、安全作業で進めていきます。
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個別現場レポート→「南幌町I様邸」