南幌町 S様邸【設計監理:エスエーデザインオフィス様】ベースコンクリート打設

設計監理エスエーデザインオフィス一級建築士事務所様のS様邸では、最初のコンクリートとなるベースコンクリートを打設しました。

コンクリートを打つためには、まず、生コン工場から、水・セメント・粗骨材を混ぜた生コンをミキサー車で運びます。 そして、ミキサー車からポンプ車に生コンを流し込み、このポンプ車のホースでコンクリートを目的の所に打ち込みます。

ここで、またまた施工管理者による品質管理(Q)です。 「その生コンの品質は設計通りの物なのか?」を確認し、合格した物を実際の基礎に使用します。 ミキサー車から生コンを少量抜き取り、検査します。

生コンで確認する事は、「呼び強度」「スランプ」「温度」「空気量」「供試体数量」です。 設計では、構造体となるベースCONなので、品質管理強度24Nになるようにし、スランプ18cm、空気量4.7%を確認しました。 いずれも許容範囲内の物です。

あと、塩化物含有量も確認します。 設計では0.04以下で、実際は、0.037でした。 ところで、塩分が入っているという事は、コンクリートはアルカリ性なのでしょうか? 実はその通りです。 先週のブログでも紹介した通り鉄筋は錆びる(酸化する)ので、コンクリートと鉄筋は非常に相性の良い材料と言えます。

生コン打設の状況です。 ホースから生コンを圧送し、ベース部分の型枠に流し込みます。 その後、トンボで粗骨材を沈めながら、平らに仕上げていきます。

作業の方は、1時間くらいかかりました。 施工日は曇りで、生コン打設にはちょうどよかったです。 このあと、この生コンは28日間かけてゆっくりと強度を増していき、設計通りの強度がきちんと出ているのかを28日後、工場で圧縮試験を行い確認します。

次回は、ベースコンクリートの上の布コンクリート用のに型枠を組みを行います。

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