南区S棟梁さま邸では、屋根の木下地組を行なっています。 建築では、雨風を防ぎながら工事を進める為、最初に屋根を作ります。
屋根は、無落雪のダクト屋根です。 中央には「樋(とい)」があります。 この屋根は、屋根全体の水を中央の樋向かって集め、樋にも勾配をとり、一ヶ所で排水するという方法です。
三角形の勾配屋根と同様な下地の組み方をしています。 二階の小屋梁の上に束を立てて、母屋(もや)を勾配を付けながら掛けて、その上に屋根垂木を455mm間隔で設置します。 そして直行するように野地板を張り、仕上げの板金材施工に備えます。
外部足場には、工事中のゴミなどが飛ばないようにネットを張り、養生しています。 外観が見えにくくなりますが、安全(現場管理項目【S】)と環境配慮(現場管理項目【E】)の為です。
正面には、エコットハウスのPRシートを付けました。 お近くの方からも、この現場がわかりやすくなりました!
日も長く気温も上がり、いよいよ夏らしくなってくる季節となりました。 安全管理の方は、作業者たちの「熱中症」にも気を配る必要があります。 基本は水分補給と無理しないで作業するという事だと思います。 目で見て、今日は気温と湿度が高いとわかりやすいように、温湿度計も現場に置いていて、皆さんもこの計測器を見て、作業前に気を付けながら、工事を進めていきます。
個別現場レポート→「札幌市南区 S棟梁様邸」