南区S棟梁さま邸では、基礎工事を開始しました。いよいよ着工を行ないました。 最初の作業は「根掘(ねぼり:建物が建つ位置の土を掘る事)です。
根掘りには、バックホーという掘削するための重機を使用します。 根掘りと同時に砕石を入れる作業を、敷地の奥の方から順番に進めて、1日~2日かけて行います。 (ちなみに、手前から掘ってしまうと最後に重機が敷地から出られなくなってしまいます・・・。)
深さは、回転レーザーレベルで確認します。 当初、設定した設計GLという基準水平ラインからの距離を棒につけた受信機で確認しながら設計通りの深さになるようにします。
S棟梁様邸もパッシブ換気住宅です。 給気方式はアースチューブとなりますので、この時点で給気管をいれます。 管の径はΦ150mmです。 二世帯住宅という事で、3本の給気管で家全体の給気計画を行なっています。 アースチューブの施工管理で重要な所は、管の深さ、繋ぎ目のテープ処理などがあります。 設計の段階では、柱状改良体にぶつからないように設計する事が重要です。
工事の方は、一か月ほどRC(鉄筋コンクリート)をメインとした基礎工事が続きます。 重機の使用や天候により工程の変更なのがありますので、安全管理・工程管理をしっかりと行い工事を進めていきます。
個別現場レポート→「札幌市南区 S棟梁様邸」