【南区 Hさま邸】配筋検査が終わりました(現場レポート)

先週根掘りが終わり、次は基礎のコンクリートを作るための鉄筋を組んでいきます。

松浦建設では全ての新築工事で瑕疵担保責任保険(※1)に加入しています。保険加入のためには基礎のコンクリート打設前に鉄筋が決められた高さ・幅・太さで、きちんと組まれ、固定されているかを第三者機関の検査員の目でチェックしてもらい、検査に通らなければなりません。保険加入のための検査はさらに工事が進んだ段階でもう一度あります。

配筋検査チェック中

鉄筋が組まれている様子

赤いテープを貼ってある鉄筋「=主筋」がD13(※2)、他の青いテープを貼った鉄筋がD10です。

ざっくり解説です・お時間ある方、詳しく知りたい方は下の「続き」をどうぞ。

※1[瑕疵担保責任保険]決められた期間(引き渡しから10年間)住宅の品質保証をしなさいね、と国で決められた保証制度の一つ。「構造体力上主要な部分=家としての形を保っていること」と「雨水の侵入を防止する部分=屋根や出入り口、窓の周りから雨などが入ってこないこと」つまり「家」としての機能を果たすことが保証されています。

※2 [鉄筋について]コンクリートの補強の役割をする鉄筋は、錆に弱いのでコンクリートで覆う厚さ(=かぶり厚さ)が決まっています。D13、D10は鉄筋の太さを表す数字です。鉄筋を重ねる長さも決まっていて「40D」の場合は、D13なら13ミリ×40=520ミリ重ねます。

今週は雨が続いたため業者の方も予定を組み直したり、雨や寒さの中の作業となりました。事故やケガ、体調管理には気を付けて、安全に工事を進めていきます。

来週はベースのコンクリートの打設、型枠工事をします。

個別現場レポート「札幌市 南区 Hさま邸」

「続き 瑕疵担保責任保険」もっと詳しく!

「瑕疵担保責任保険」2000年4月に施工された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」で、引き渡し時に見えない欠陥(見えない瑕疵)が住宅にあった時に10年間その責任を負う制度です。その制度を補完するために2009年に「瑕疵担保履行法」が施工され、新築住宅の施工者には「住宅瑕疵担保責任保険」への加入か、供託所(法務局など)への供託金の預け入れが義務付けられています。国土交通大臣が指定した保険法人と保険契約を締結して、住宅瑕疵担保責任保険に加入することになります。保証されるのは「構造体力上主要な部分(基礎、壁、柱、小屋組、筋交い、床版、梁等の、住宅の自重や積載荷重を支える部分)」と「雨水の侵入を防止する部分(屋根と外壁、および屋根と外壁の開口部に設ける戸や枠、建具/雨水用の排水管のうち屋内等にある部分)」です。