山之内建築研究所様の設計・監理の江別市S様では、外部下地工事の方は、屋根工事を行ないました。
通常、アスファルトルーフィングが多いのですが、S様邸では、さらに防水性能が高い改良ゴムアスファルトルーフィングを使用しています。 ルーフィングは、水下側から100mm重ねて張っていき、水が中に差し込まないようにします。
続いて、屋根の板金工事です。 特殊な形状をしていて、雪が落ちないステイルーフという製品を使用ています。 素材は、耐久性の高いガルバリウム鋼板です。
内部の方は、床下の暖房パイピング工事が終了したので、床合板を張りました。 この床は構造体なので、構造用合板24mmを使用し、75mm長さのCN釘を150mm間隔で止めて、床の剛性を取ります。
吹き抜け部分の木下地工事を行ないました。 臥梁側面には間接照明になるよう木下地を組み、照明器具取り付け部分を増やします。 だいぶ完成時の形が見えてきました。
続いては、24時間換気のダクト配管です。 二重にした下地部分には、スペースを作り、換気のための配管を入れます。 吹き抜け上部には、夏と冬のための換気扇が付きます。 冬には温められた空気が上昇し、上部の温度が上がるので、その熱を有効利用するために、床下へ配管しています。
次回は、最後の断熱工事となる天井のブローイング工事を行ないます。 その後、石膏ボードを張り、仕上げとなるトドマツ合板張りを行なう予定です。
設計・監理→「山之内建築研究所」様のHP
個別現場レポート→「江別市S様邸」