今週から南区A様邸の工事ブログを開始します。 僕は新人なので一般の方に近い目線で、工事の進行や学んだことをお届けしていきたいと思います!
【今週の工事内容】基礎工事(アースチューブの配管、基礎のベース鉄筋組、ベース型枠組)
アースチューブの配管
みなさんこの画像の円柱は何だかわかるでしょうか。地中埋設管(アースチューブ)と呼ばれるものです。そしてこのチューブを設置する作業をアースチューブ配管といいます。
さて、このアースチューブはどんな仕事をしてくれるのでしょうか。
それは「地中の温度を回収して、外気より暖かい温度で床下に空気を取り込む」仕事です。大地の力を利用するアースチューブ、漫画やゲームの世界に居たらなかなか強そうな能力の持ち主ですよね。
エコットハウスのパッシブ換気は、大地の力を利用して暖めた空気を室内に入れます。
パッシブ換気ってなに?と思った方もいると思うので説明します。
パッシブ換気は家の床下から暖かく新鮮な空気が室内に入ります。そして家全体にその新鮮な空気が流れていきます。そして天井の排気口から汚れた空気が排出されます。
※パッシブ換気について詳しくはこちら
基礎のベース鉄筋組
土の山を囲っている板と板との細い道の間には鉄の棒(鉄筋と呼ばれる棒)で線路のような形が作られています。
僕の目からすれば線路のように並んだ鉄の棒、実はただ置かれているわけではなく、一つ一つの鉄筋がきちんとした配置にズレなく組み立てられていくのです。この工程を「鉄筋組」といいます。
調べてみると実は、これらの一つ一つの鉄筋がきちんとした配置にズレなく組み立てられていくのです。この工程を「鉄筋組」といいます。
では、この鉄筋はどんな仕事をするのだろうか?いろいろ調べてみたので説明していきたいと思います。
この後、この細い道の間にコンクリートを流し込むのですが、みなさんコンクリートってどんなイメージでしょうか。
「硬い」「強い」というイメージがありますよね。ですがどんなに強固なコンクリートにだって弱点はあるのです。
それは引っ張られる力に弱いこと。そこで助けてくれるのが引っ張りの力に強い鉄筋です。
圧縮に強いコンクリートに組み合わせることで、お互いを助け合う良い相棒です。
ベース型枠組み
みなさん、なにやら四角く木の板で囲っているのが画像からおわかりでしょうか?僕は最初にこれを見たとき小さい迷路みたいだなと思っていました。
この木の板の仕事は、これから迷路みたいなところにコンクリートを流していくのですがその時に型をとる役割をしています。
想像してみてください、コップに水を入れて冷凍庫で冷やすとコップの形の氷ができますよね。それと同じくこの木のおかげで迷路の形をしたコンクリートができます。そしてこの工程をベース枠組といいます。
ここで「エコット豆知識」。コンクリートは水みたいに冷やしても固まりません。ではどのようにして固まるんでしょうか?
実は「水」「セメント」「砕いた石(粗骨材)」を混ぜると化学反応(水和反応)によって時間をかけて固まります。
今週は、アースチューブ、ベース型枠組、鉄筋組をご紹介しました。次週もどのように工事が進んでいくのか楽しみです! そして寒い季節なのでみなさん体調にお気をつけください。では、来週もお楽しみに!
造建て方をご紹介します。 クレーンも使用しますので、安全第一、近隣第一、品質第一で周囲確認の徹底と声掛けなどを実施し、作業を進めます。
個別現場レポート→「札幌市南区A様邸」