江別市 S様邸【設計監理:山之内建築研究所様】 補強コンクリートブロック造の基礎配筋

山之内建築研究所様の設計・監理の江別市S様では、基礎の配筋を行ないました。 構造体がコンクリートブロックなので、木造住宅の基礎配筋とは違ってきます。

基礎の上にブロックを積むヶ所には、あらかじめ長い鉄筋を設置します。 ブロックの大きさは、約40cmなので、基準の鉄筋の間隔は40cmとなります。 このブロック用の鉄筋はさらに上に設置する臥梁(がりょう:コンクリートの梁)まで繋げます。 基礎・ブロック・梁が一体となり、「補強コンクリートブロック造」となります。 その為、基礎配筋時には、ブロック割付を確定させてから施工します。

最も力がかかる所の配筋は、鉄筋の間隔が15cmとなっています。 写真の赤い印は、D13(でーじゅうさん:異形鉄筋13mm)の所です。 上下に2本ずつ、そして、ベース部分の鉄筋の長手方向は、端部もD13となります。(建設業界では、現在でも「D」を[ディー」ではなく、「でー」と言います。現場では、まじめな顔で「でー」と言ってます。 異形鉄筋10mmのD10は、なんと、「でーとぉー」です。 ちょっと面白いですね!)

配筋後は、確認を行ないます。 最初は施工管理者(松浦建設)、続いて、第三者機関の住宅瑕疵担保責任保険(ハウスジーメン)の配筋検査を受けました。

続きまして、設計・監理の山之内建築研究所様による配筋検査です。 住宅を支える大切な部分である基礎の配筋なので、設計者・施工者・住宅瑕疵担保責任保険機関の三者でしっかりと確認し、その結果、適合となりました! 次は、いよいよ最初の構造体となる「ベースコンクリート」の打設となります。

施工管理者にとって、生コン打設は一大イベントです。 施工図作成・基礎の深さ・配筋・ベース巾・ベース厚み・かぶり厚さ・コンクリートの配合・強度など事前段取りを行い、それがいよいよ形になります!

ベースコンクリートの打設が無事終了いたしました。 次工程は、型枠組となります。 立ち上がり部分のコンクリート(布基礎:ぬのぎそ)打設に向けて、段取りが始まります。

11月に入り、天気予報も気になる時期になりました。 天候・気温を随時確認しながら、高品質の基礎にするために、安全第一(S)・品質第一(Q)・近隣第一(E)で工事を進めていきます!

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