江別市K様邸では、木工事の最初の作業である土台敷き(どだいしき)を行いました。この「土台」という言葉は、建築に限らず、よく耳にする言葉だと思います。木造住宅の場合、土台といえば、この木材になります。
前回ブログでもご紹介したように構造材はすべて工場で加工しています。現場では、これらを組み上げていきます。まずは、基礎天端に墨を張ります。
続いて、土台を固定します。ここで木造住宅で最も大切な事があります。それは、水平に設置する事です。大工さんたちは、「オートレベル」という測定器を使い、正確に水平に土台を固定していきます。その後、床の下地となる大引き(おおびき)をはめていきます。一見、土台と大引きの見分けがつきませんが、基礎の上にのっているのが土台、土台と土台の間にはめられているのが大引きです。
エコットハウス仕様では、床組みは根太レス構法なので、大引きを「田の字」に組みます。その後は、厚みが28mmの床合板を張っていきます。
大引きと合板で床の水平構面の剛性をとっているので、合板の釘の長さと間隔が重要になります。
夏に向けて、気温が上がってきていますので、熱中症への注意喚起と目で見て危険度がわかる様に「WBGT計」を設置しています。また、新型コロナウイルス対策の「新北海道スタイル」を松浦建設では現場でも告知しています。
来週は、クレーンを使った作業に移りますので、クレーン作業の基本である「吊り荷の下に入らない」ように、周囲確認の徹底を行い安全作業を行います。
個別現場レポート→「江別市K様邸」