江別市K様では、1か月前に打設したコンクリートの強度試験を行いました。
コンクリートは、打設する時はドロドロとしていて、流すようにして施工します。成分は、水+セメント+粗骨材(砂利)です。これらを撹拌(かくはん:混ぜる事)させます。そして、化学反応(水和反応)で固まります。基礎部分は、鉄筋コンクリート造で、圧縮力はコンクリート、引張力は鉄筋が負担します。
K様邸では、コンクリートの圧縮試験を行っています。その時の状況をご紹介します。
圧縮力を確認するために、使用したコンクリートを円柱の筒に入れて供試体を3本とります。そして上から圧力をかけて、ひび割れを起こす強度を専用の測定器で測ります。
上の資料は、その結果報告書です。赤く囲まれた数値が平均の圧縮強度です。ちなみに基礎の設計基準強度は、21N/mm2です。
見やすく拡大しました。コンクリート打設当日は、気温が低めだったので、品質補正で+3N、温度補正で+3N、合計で+6Nとして、27N/mm2で打設しました。結果は、平均で28.9N/mm2で、設計基準強度21N/mm2よりも高強度な基礎になりました。コンクリートの強度を上げて打設した場合、きちんと強度がでているかの確認は大切だと思います。
来月、大工さんによる建て方を控えています。現在、木工事開始前に必要な材料等を段取りしています。段取り良く工事を進め、安全第一で工事を計画していきます!
個別現場レポート→「江別市K様邸」