恵庭T様邸は、小上がりを作りました。今回は、その時の状況をお見せします。
大きさ、高さをお客様と打合せし、「どのような小上がりにするか」を決めました。T様は、引き出し付きの小上がりを希望されましたので、まずは、施工図(せこうず)を書きました。施工図とは現場で実際に作るための図面です。大工さんや建具屋さんと打合せしながら、双方の取りまとめをします。
その後、図面をもとに順番に大工さんが現場で、建具屋さんが工場でそれぞれ作業を進めます。木材をツーバイ工法のように「はじご」状に組まれたものを並べて、上に「頭つなぎ」と呼ばれる木材で揺れをなくすように補強しました。
現場で骨組みと引き出しが納まりました。合わせるのが難しく、現場の方でいろいろ加工しました。大工さんの技術に感謝です。
最後に引き出しと同じ面材を側面に貼って、引き出し付きの小上がりの形ができました。ここでも細かすぎてわからない「こだわりポイント」があります。写真ではあまり見えませんが、側面に貼っているベニヤ板の目を通しています。現場と工場で作ったものが、ここでぴったり合わさります。
後は、細かい所を塗装し、最後に畳を敷いて完成です。この後は、仕上げ工程へと移行します。
個別現場レポート→「恵庭市T様邸」
T様邸では、完成現場見学会を1月25日(土)、26日(日)に行います。予約は不要で、どなたでもご覧いただけます。今回ご紹介した小上がりも見れますので、ぜひ、お越しください!
時間帯、住所などの詳しい情報は、こちらをどうぞ→「恵庭T様邸完成現場見学会」