豊平区月寒S様邸では、気密工事が行われました。松浦建設の気密施工をお見せします。
全体の気密は、ポリフィルムというビニールで取ります。厚みは0.2mmです。薄く感じるかもしれませんが、ビニールの0.2mmという物は非常に厚手で、手では切れません。この厚手のポリフィルムを気密施工のルールに従って、丁寧に取り付けます。松浦建設では、100mmの下地のある所で100mm重ねるか、または、45mmの下地のカ所なら、下地2つをまたがせてポリフィルムを重ねます。
梁などの部分は、丁寧にテープ処理で気密を取ります。もちろん、羽子板(はごいた)ボルトという金物カ所も気密を取ります。ボルトは丸いのでテープを取り付けにくい箇所は、コーキングも併用します。
そして、気密工事でもっとも難しいのは、ポリフィルムを施工する大工さんと、電気設備・換気設備などの取り合いです。この他業種と行う工事をいかにスムーズでかつ確実に行うかが一番のポイントです。パイプファンが付くか所には、器具取付時のビスがビニールを破らないようにフランジを入れておきます。
こちらは、パッシブ換気の給気管の気密処理です。気密ラバーと呼ばれるゴムを併用してします。
松浦建設の他業種間のチームワークはすごいです。棟梁を中心にみんなで協力し合いながら行います。施工管理者が貫通部の気密を確認する時には、これからの施工を先に読み切った状態で気密施工が終わっています。
気密性能は、工事完了後の気密測定で確認します。当然、仕上がった状態ではどこで漏気しているかはわからなくなりますので、今、この状態での気密施工を良く確認することが大切です。
個別現場レポート→「札幌市豊平区月寒S様邸」