恵庭T様邸では、パッシブ換気の小屋裏配管を行いました。
パッシブ換気は「煙突効果」という自然現象を利用し、給気口と排気口の高低差による気圧差で換気します。なので、家の一番高い位置から、空気を排気します。銀色の筒が配管です。小屋裏の温熱環境は外部空間と同じになりますので、塩ビ管に保温材を取り付けて結露を防止します。塩ビ管は屋根の三角形の頂点へと立ち上がります。
角度を変えてもう一枚。塩ビの径は、室内側の立ち上がりで125mm、外部側の立ち上がりで150mmです。
写真は床下放熱器です。単純な構造で、ボイラーで温められた不凍液を循環させて、この放熱器が温まります。生活していて見えない1階天井の懐や1階床下に設置されます。
家の中では、この放熱器で空気を温めて上昇させたり、冷えた空気を家の中央部から下降させたりして、家全体で空気が循環するように設計されています。
工事の方は、外壁レンガ工事もあり、外部作業もまだ続きます。これからは、年末の「建設工事追い込み時期」となりますので、安全第一で作業の方も進めていきます。
パッシブ換気について詳しくは、こちらをどうぞ。
個別現場レポート→「恵庭市T様邸」